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今年一番の夕焼け空

12月25日、高校駅伝を見た後、東山の正法寺に向かいました。

今年最後の夕焼け京都塾がありました。

お寺に入ると、このブログを見て、夕焼け京都塾に興味をお持ちになられた大八木様がきてくださっていました。

新たな出会いに感謝です

お天気も良く、共に学ばせて頂く幸せを感じながら講義に聴き入りました。

数分経ったところで、日の入りの時刻になった様で、一時中断してみんなで日の入りを見ようという事になりました。

美しい夕焼けで、見惚れてしまいました

静寂の中で、カメラのシャッター音だけがよく聴こえていました。

夕日が見えなくなり、日の入りの余韻が残る中、講義が再開されました。

この日のテーマは「情報と京都の値打ちを考える」でした。

山折哲雄塾頭と、京都新聞相談役の斉藤  修 氏の講演・対談形式で行われました。

斉藤先生は先ず、東日本大震災の時、東北の取材に行かれた時に感じた事をお話されました。目で見て感じた事は、見るもの全てがモノトーンであったという事、耳で聴いて感じた事は、重機の音と雨音だけが響いていたという事でした。

そして輪転機が止まってしまった地元紙の報道機関が、何とかして役立つ情報を提供しようと奮闘された事などをお話されました。

作家の五木寛之さんの言葉に「情報とは字の通り、情けを伝えるものだ」というものがあり、まさにその言葉通り、東北の地元紙の方々は「自分達も被害者だから、困難な中、報道を続ける事が出来た」と言われたそうです。

それでは、何事もなく暮らしている私達の周りに流れる情報はどうでしょうか?

情報の「情」は近年、欠乏しているといわれます。

「情」の欠乏は「和」の心の欠乏ともいえます。

京都には平安京遷都以来、1200年の「和」の文化がありますが、私達はこれを見直し、発掘してきただろうか?と山折先生が疑問を問いかけられました。さらに、京都は精神性・宗教性の宝庫であり、発信する価値があるものなのに、現状では発信できていないと指摘されました。

この事は、先日、僕が強く感じた事と同じでした。

先日、奈良の平城宮に行ってきました。朱雀門や大極殿、庭園などが見事に復元され、奈良時代の貴族の暮らしや文化を非常に身近に感じる事が出来ました。

それは、長年の発掘調査と研究に裏付けされたものでした。資料館には道具や木簡だけでなく、発掘や研究の経緯が記録されていて、そのスケールの大きさに心を打たれ見入ってしまいました。

さらに、有難かったのは、ボランティアスタッフの解説でした。各施設に常駐していて、特に資料館では10人近くの方が、嬉しそうに声をかけてこられ、とても親切に解説をしてくださいました。発掘の経緯や地元の大学の先生方の功績を熱弁されるお姿をみて、奈良の皆さんが天平文化をとても深く愛していて、伝えようとする意思を強く感じました。

僕が京都から来たと話すと、平安京や長岡京との関連のお話も聞かせてくださり、とても素敵な文化交流が出来ました

奈良を訪れた経験や、山折先生のお話を聴き、文化を楽しむだけでなく、心が欠乏している現代社会に、京都からも何かを発信すべきという思いがしています。

どちらかというと私達世代の人間は、京都の1200年続いた素晴らしい文化にぶら下がっている感じがします。

その理由には、伝えようとしなくても、京都には観光客があふれているという事があるかもしれません。

しかし、観光客が多い理由は京都の政策の中心が観光客を呼ぶことになっているからとの事で、さらに、斉藤先生は、文化を発信した結果、観光客が増えるのは良いが、お金儲けが先になってはならないと、指摘されました。

やはり、山折先生が言われるように、京都に住む私達が、京都の文化を見直し、発掘することは、大切だと思います。

これから自分の出来る範囲で「和」の文化や心に触れ、発信できる何かを見つけたいと思います

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