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夕焼け京都塾

日曜日、夕焼け京都塾に参加しました。

山折塾頭と三井寺・執事長の福家先生の対談が行われました。森林再生支援センターの高田先生もお話に加わって頂いていました。

テーマは「山川草木悉有仏心・・・大自然の真理と生物の多様性を考える」でした。

主題の言葉はそのまま読むと「山川草木にはことごとく仏の心があらわれている」となりますが、福家先生はこの言葉は悟りの末に得られる事なので、副題にある「大自然の真理と生物の多様性を考える」事が出発点であるべきとお話されました。

福家先生は中国の六朝時代の書家・王義之の言葉を引用されました。(王義之の〈義〉の正しいフォントがなくすみません)

王義之の著書「蘭亭序」に「目に見えるものには総て理があらわれている」という言葉が書かれているそうです。

私たち人間は今、人間の論理で自然を見て、人間の都合で自然に対しています。

しかし、土には土、木には木の理論があるので、自然にあった多種多様な「ものさし」をもつべきとお話されました。

その為には「自然の声に耳を傾ける事」が大切であり、その事が生物多様性の出発点であると強調されました。

土の塾の活動を非常にマイペースで行っている私には耳が痛いお言葉です。

副題にある「生物多様性」とは「生きものたちの豊かな個性とつながり」のことです。

また「多様性」には種類や遺伝子の多様性、生態系などの空間軸の多様性、また、加えて時間軸における多様性もあると山折先生に教わりました。

山折先生は多種多様な自然との関わりについて、鎮守の杜を例に挙げられ、ほとんどの国土が森で覆われている日本全体を1つの鎮守の杜として捉えるべきとお話されました。

この捉え方はとても素晴らしいと思いました。

日本に住む人みんながこの考え方をもって過ごせば、森が生み出している酸素、貯水して少しづつ供給してくれている水、森が生き物に供給してくれている食べ物など、全てのものに常に感謝の心をもって生きられるのではないかと思います。

日本の森への感謝の心をもてば自ずから自然を思いやる心が生まれ、自然の声に耳を傾けることが出来ると思います。

思いやりの心は広い心、つまり多種多様な「ものさし」をもつことにつながると思います。

福家先生は「大日経」を例に挙げられました。

大日如来という宇宙と一体の仏様は、常に私達に何かを語っておられる。その声を聞けるようになることが大事だとお話されました。

自然の声に耳を傾ける事と通じるものがあると思いました。

私たちは自然の声を聞く感性を育て、自然と一体になって生きていくべきと思います。

しかし、質疑応答の時、土の塾の八田塾長は人間の欲望を無くさない限り、自然の理に即して行動する事はとても難しいことだと述べられました。

私も畑作業をしていると、「便利に過ごしたい」「楽に生きたい」という自分の怠惰な心に直面します。

その欲望や怠惰な心はなかなか消えません。

「森のイスキア」の佐藤初女さんの言葉に、「“面倒くさい”というのが嫌いなんです。面倒くさいと言う気持ちの人が全てを壊していくなぁと見て感じてそう思ったんです。」とあります。

これもまた僕には耳が痛い言葉です。

欲望や怠惰な心を消すのは難しい事と思いますが、今回の夕焼け京都塾の講義を通して、自然の声に耳を傾け、1つ1つの事を行動していく事が大切だと思いました。

その感性を育てるには、自然への感謝の心をもって恵みを享受し、思いやりの心をもって自然と関わっていくのが良いと思いました。

「山川草木悉有仏心」、この言葉の真意を知ろうと今回の講義に参加しましたが、今は真っすぐに自然と向き合うことで欲望や怠惰な心を克服して、いつか「山川草木悉有仏心」を感じられるようになりたいと思っています。

 今回もとても有意義な時間でした。

フラメンコギタリストの中條さんの演奏を聴かせて頂きました

夕ご飯の時間には中條さんや、土の塾の浜上さん、森川さんと一緒に食べながら色んなお話をしました

浜上さんが作ってくれるお弁当がとてもおいしいです

夕焼け京都塾の皆様は自然を大切にする気持ちがとても強いです。

人間関係においても多種多様な「ものさし」をもち、皆様からいろんな事を学んでいきたいと思います

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