院長ブログ

ホーム > 院長ブログ > トピックス > ブータン王国

ブータン王国

京都西山にある土の塾での作業が終わり、東山の夕焼け京都塾まで足を伸ばしました。

夕焼けと夜景がきれいな東山の正法寺で行われます。

今日は山折哲雄塾頭と松下和夫先生(京都大学大学院地球環境学堂)の対談形式で行われました。

テーマは『ブータン王国に学ぶ』です。

ブータン王国は、国民の97%の方が「幸せ」だという国です。

まず、松下先生がブータンでの見聞をお聞かせくださいました。

その中で、最も印象に残ったことは、国民総幸福を政策の目的としていることでした。 

国民総幸福とは、「幸せは物質のみでは得ることができない。国民の幸せを考える時に必要なものは、最低限の物の豊かさは必要であるが、それプラス、国民個人の精神的な和が大切。家族の和、地域社会の和、それから、人間と大自然との和、そして、国民1人1人が自覚して、アイデンティティとして共有できる歴史、文明、文化が大事である」というものです。

政策の優先順位が明確であり、そして内容がとても詳細である事を知り驚きました。

詳細であるが故に、ブータン国では、義務や決まりごとが多い様ですが、評価すべきはリーダー層の知的レベル、思想、リーダーシップ意識の高さです。

私は、夕焼け塾の2日前にテレビでブータン王国の首相と、嵐の相葉雅紀さんの対談を見ました。

首相は「幸せ」について、

多くの人は「幸せ」と「喜び」を混同している。

「喜び」は感覚が満たされた時に感じるもの。

しかし、この「喜び」は一瞬のものですぐ何処かへ行ってしまう。

「幸せ」とは長く続くものである。

との見解を示されました。

この様に首相が瞬時に「幸せ」ついての明確な答えを導き出された事に深い感銘を受けました。

この見解は私が「喜び」について抱いていた疑問に解決の糸口を与えてくれました。

東洋医学では「喜び」という感情も度が過ぎると健康を害するとされています。

私は「喜ぶ」のは良いことなのに、なぜ健康を害する原因になり得るのか分かりませんでした。

ブータン国首相のお話で、「喜び」が瞬間的でしかないならば、自分から「喜び」を求める事は、「幸せ」に近づく手段とはならないと分かりました。

しかし、「喜ぶ」という状態自体が健康を害するということは想像できずにいたので、山折先生と松下先生にお尋ねしました。

すると、松下先生はご自身の経験から、周りの評価や賞賛を得た時、「喜び」が起こるが、それは「幸せ」とは違うものではないかといったお話をしてくださいました。

山折先生はある高名なお坊さんが山海の珍味をご馳走になったあと、泥水を出されて平気で飲んだとのお話をしてくださいました。

お話を伺い、自分が今まで喜んだ時の心の状態を思い返すと、周りの評価を得て喜んでいる時などは、本当の自分から離れているように思いました。こういった心の状態から驕り高ぶりが生まれ、分不相応な欲望を追う心になった事を思い出しました。「喜び」の感情の中にもこういった心が潜んでいることもあると気付きました。

私自身の「喜び」を深く見つめ、本来の自分から逸脱した「喜び」は、過度の「喜び」であると思いました。また「喜び」を追い求めて生きても、「幸せ」を感じる心にはなれないと思いました。

真のリーダー不在の日本では、健康で、「幸せ」を感じるには、私たち自身が深く心を見つめていく事が必要と思いましたeye

私は自分の為、また治療家としても、このことに真剣に向きあっていこうと思いますfullmoon

山折先生、松下先生ありがとうございました

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

観身堂整骨院

受付時間〔完全予約制〕

9:00~12:00/16:00~19:00

休診日:木曜、日曜

〒630-8288 奈良県奈良市東笹鉾町60

地図

ご予約・お問い合わせ

お電話:0742-31-2893


携帯サイトはこちら

http://kansindo.net/